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東京都調布市にある つつじヶ丘動物病院 のブログです。病院のお知らせや皆様のお役に立つ情報などを掲載しています。
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「おデブは痛がる」のサイエンス
2015年03月16日 (月) | 編集 |
こんばんは、藤田です。
昨日、仕事を終えた後、ホテルニューオータニに行ってまいりました。
高齢動物の医療に関するシンポジウムがあったのです。
とてもゴージャスな会場でした。大広間に、シャンデリアがキラキラ……。
主催はロイヤルカナン社です。



院長とわたしの出身大学の酪農学園大学の先生、北里大学の先生が、老齢動物の医療についてご講演なさっていました。

専門的なお話もたくさんありましたが、その中で、身近・かつ衝撃的な内容があったのでご紹介致します。



「肥満は痛覚を鋭敏にする」



です!
これはまだ動物においては明らかではないようですが、人においての研究では、標準体重の人と肥満の人では、同一の痛み刺激に対する痛覚の鋭敏さに差がある事が明らかになっているようです。

太ってると、たいしたことない刺激でも、痛く感じやすい!!

ということ。

年を取ってきて、なんだかよたよた歩くようになった…… 足や腰が痛いようだ……というとき。
痛みを緩和する方法は、鎮痛薬やサプリメント、関節をサポートする療法食、あるいは原因によっては手術等々ありますが、一番手っ取り早いのは


「過剰な体重を減らす」


ということ。

足が痛い時。太っていれば、当然足への負荷は標準体形の時よりも増します。
(がりがりに痩せればいいというわけではありませんが!)
そのうえ、「肥満は痛覚を鋭敏にする」という研究結果が動物にも当てはまるとすると……

太りすぎはよくないわけです。



さてさて昨日の講演会から離れて、私が大学時代に研究していた内容の話になるのですが、実は脂肪細胞は「アディポサイトカイン」という、ホルモンのような生体内の情報伝達物質を分泌しています。
そのアディポサイトカインの内「アディポネクチン」というものは、炎症を抑えたり、腫瘍を抑制したり、食欲を抑えたり、糖尿病になりにくくしたり、という、素晴らしい作用を持っています。
ところが、太って脂肪細胞がプクプクに膨れてしまうと、アディポネクチンの分泌量は減ってしまうのです!
(わたしは子犬のアディポネクチンの変動について調べていました)

肥満になると痛みが鋭敏になる、ということの詳細については、脂肪細胞の働きが関与しているのかもしれません……。



ダイエットは、ただご飯の量を減らすだけでは、必要栄養素が不足してしまうことがあります。
健康な減量の際には、適切な食事が必要です。
ご相談にのらせて頂きますので、ぽっちゃりした動物とお過ごしの方は、どうぞお声かけください。



当院のHPもぜひご覧ください
          
 つつじヶ丘動物病院のHP


つつじヶ丘動物病院スタッフ 藤田

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