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東京都調布市にある つつじヶ丘動物病院 のブログです。病院のお知らせや皆様のお役に立つ情報などを掲載しています。
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ベリー??
2015年04月30日 (木) | 編集 |
今日は新しい歯肉炎用のお薬をご紹介したいと思います!!
犬用に開発されたお薬ですが、当院では猫ちゃんに処方したりもしています(猫ちゃんでの効果は実証されていないので試験的に使用しています)

「インターベリーα」という名前のお薬です!!
「インター」は「インターフェロン」から、また「ベリー」は「ストロベリー」から来ています。遺伝子組み換え技術によって、犬のインターフェロンを苺に作らせたのだそうです



いんたーべり

中身はピンクの粉なんです
これは歯周に塗布する外用薬です。歯肉(歯茎)に塗って使います。イチゴ味なのでわんちゃんもきっとおいしそうに舐めてくれると思います!!

このインターフェロンを歯肉に塗りこむと、口腔内にある免疫担当細胞が活性化し免疫機能が高まります。その結果抗菌物質が誘導され、歯周病の起因菌が減少し、歯肉炎が軽減される仕組みです。また、インターフェロンは口腔内の神経細胞にも働きかけ、神経経路を経て、全身の免疫のバランスが改善されるというものです。

用法は週に2回、少量の水で練った粉末を指先につけて、上下左右の歯肉にマッサージするように塗りこみます。5週間(合計10回)連続して行います。

しかーし、ここで一点残念なことがあります

この薬の対応になっているのは、生後6カ月から12カ月齢で、歯肉炎指数が1以下の犬だそうです。
ん??12ヶ月って1歳ですよね??そんな小さい犬しか本来の適用ではないんですね
ちなみに歯肉炎指数(GIスコア)は歯と歯肉の境目(歯肉縁)の炎症レベルを数値化したもので次のようになっています。



スコア0 :歯肉縁に炎症が認められない。

スコア0.5:歯肉縁に軽度の炎症が認められる。

スコア1 :歯肉縁にはっきりとした炎症が認められる。

スコア2 :歯肉縁にはっきりとした炎症が認められ、かつプローブ等で押すと出血が認められる。

スコア3 :歯肉縁にはっきりとした炎症が認められ、かつ自然出血が認められる。

こうなってくるとかなり使える子は限られてきますね。
ですが対象月齢以外の子にも獣医師の指示で使用できます!
出血していたり、歯肉の衰退がひどい子にはなかなか効果が期待できないかもしれませんが、当院ではそれ以外の軽度の歯肉炎の子には使ってみています。

歯肉炎の予防には若いうちからの歯みがきが一番いいんですが、なかなか歯みがきができないわんちゃんにはこういったおいしそうなお薬があると助かりますね
当院のHPもぜひご覧ください
          
 つつじヶ丘動物病院のHP


つつじヶ丘動物病院スタッフ 嶋村


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