2013年12月21日 (土) | 編集 |

シェーンハイマーというユダヤ人科学者が
アイソトープ(同位元素)で目印を付けた餌を3日間マウスに食べさせたところ、
この目印を付けたアミノ酸はマウスの全身に散らばり、
その半分以上が脳、筋肉、消化管、肝臓、膵臓、脾臓、血液など
ありとあらゆる臓器や組織を構成するタンパク質の一部となっていたという。
生命とは流れそのものでしかない。
その流れのなかで、私たちの体は変わりつつ、辛うじて一定の状態を保っている。
すなわち生命とは
動的な平衡状態 〜内部は日々変化しつつ全体としては変わらない様に見える〜 にあるシステムである。
例えば、上下に穴の開いた砂時計を想像してみよう。
上から注がれた砂が白かろうが黒かろうが、
日本の砂であろうがハワイの砂であろうが砂時計の形は変わらないのです。
分子レベルで見ると日々体の中は変わっている事を考えると、
私たちは食べ物や水、更には環境にはもっと気を配る必要があります。
また、見方を変えると会社や組織も「生き物」ですので、
存続するためには動的な平衡状態にある必要がありますね。
当院のHPもぜひご覧ください

つつじヶ丘動物病院スタッフ 院長 菅井
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